Jul 9, 2014

白秋


雨がふります 雨がふる
遊びにゆきたし 傘はなし
紅緒の木履も 緒が切れた

雨がふります 雨がふる
いやでもお家で 遊びましょう
千代紙おりましょう たたみましょう

雨がふります 雨がふる
けんけん小雉子が 今啼いた
小雉子も寒かろ 寂しかろ

雨がふります 雨がふる
お人形寝かせど まだ止まぬ
お線香花火も みな焚いた

雨がふります 雨がふる
昼もふるふる 夜もふる

雨がふります 雨がふる

朝からこの童謡の歌詞が頭のなかでぐるぐるするけど、
最後の方を忘れていたので調べてみた。
おまけに「小雉子」「こきじ」のところを「こ○き」と思っていた。
危ない危ない。
まあ、それがすごく悲しいなあと思わせる部分でもあったのだけど。

母が童謡レコードをコレクションしていたので、彼女が子供の頃彼女のお母さんに教わった歌まで、私にも引き継がれてしまっている。
時折、むちゃくちゃ古い歌とかも知ってて自分でも驚くときがある。

父はジャズのレコードを沢山集めていた。
お休みの日はいつも聞いていた。
おまけに母との初めてのデートの時、
レコードをプレゼントしたそうだ。
いつも音楽がある家っていいなと、今は思う。

私が初めて自分のお金で買ったレコードは、世界の映画音楽全集だった。
4年生だったかな。学校でその話をした時
「大人みたいで変だ」とかなんとかガキどもに言われた。
なんだかその時、こういう話は学校ではよそうと思った。

でも、音楽の先生に誘われて吹奏楽部に入ったら、別に私の趣味は変じゃなかったから嬉しかった。

つらつらと思い出した。
世界って色々だから、無理して周りにあわせて住まなきゃいけない世界なんて必要ないな、なんてね。

明日は台風がくる?らしい。
もちろん、災害に結びついたら大変だと思う。
でも、雨の中に包まれたお家にいるのは少し楽しい。
これはたわいないただの思いで、不謹慎だと思わないでね。

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