Sep 7, 2012

作家と凧と作品と私


最近思う。
自分の大切な物を守ためには戦う事も必要だ。と。
でもむやみに戦っても空回りするだけで、勝機はない。戦うなら敵を知る事、戦略、戦場の気候、タイミング、なんだかんだいって色々と賢いほうが勝てる気がする。

でも、一番大切なのは、己を知る事なんではないかなと。

敵を知ることも大切だけど、今の自分には何が出来て、どんな武器を持っていて、そうすると、どのくらいの期間戦えて、一緒に戦ってくれる人はどのくらいいて、一番弱くて足りない部分はどこなのか。

凧揚げをしている。青く高い吸い込まれるような空にどこまでも遠く気持よく上がっていく凧。
自分までそこにいるような爽快感。

ところがどうだ、風向きが変わったとたんぐんぐんと流されて、しまいには落ちそうになる。
私はうろたえる。あわててうろたえて、あたかも自分までもが高い空から落ちていくかのように。落ちるの嫌だ!なんとか落ちないようにしたい!落ちたら痛い!?えっ?

そう、でも実際、私は落ちない。落ちるはずがないのだ。
地面に足が付いているのだから。私は空にはいないのだから。
私と凧の間にはタコ糸があり、凧が落ちたとしてもまた上げることが出来る。
私の足がしっかりと地面についていて、もう一度凧をあの空に、どこまでも高い空に上げようとさえ思えば、再びあの爽快感と高揚感を味わえるのだ。

凧があるから、青い高い空の上にいる気分になれる。ワクワク、どきどき。
そんな気分を地面にいながら味合わせてくれる凧があるなら、私の足はいつもしっかりと踏ん張って地面を踏みしめておける様にしておかなくては。

凧と一緒にワクワクを味わえなくなる。
そうならないように。

あなたにとっての凧はなんだろう?
私にとっての凧は、もちろん! 

教えない☆

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