眠っているときに見る方の夢

詳しくはないが、夢には現実が映り込む場合と、何ら関係ない場合と、脳みそとか心のひだの奥底から呼びかけてくるみたいな種類があるんじゃないかと思う。

明け方夢を見た。
どっかのアートフェアのオープニング会場で、私の知ってる作家が、むっちゃオシャレなタキシード着てみんなに囲まれて楽しそうに笑っている。大盛況だ。
私と言えば、ちょっと離れた所からなんだか複雑な気持ちでその光景を眺めていた。
私の手の届かない所に、行ってしまったような。

嬉しいような、哀しいような変な感じ。

そうしたら、一人の男性が私に近づいてきて
「いい作品ですねえ、とてもいい」と言った。振り向くとカッコイイアメリカ人らしき壮年の男性がいた。

私はあわてて
『そうですね。とてもいい作品だと思います」
と。

そうしたら、その人が
「ここは、あなたのギャラリーのブースですか？」
と聞いた。

はっと気づいて見回すとブースNOの下に、Galerie RECOLTE　と書いてあった。
ぱちっと目が覚めた。

ちょっと、嬉しかった。
うそ、ものすごく嬉しかった。

内緒話のせいかなと思った。