Jan 20, 2009

ミートパイの中身だったレクター

レクターと出逢って、8年目になる。今月の23日で8才だ。そう、あいつの誕生日も1.2.3で、私も1.2.3。数字とは気にしなければ何でもないが、気にかけようとするととてつもなく気になる。誕生日も数字だしIDも数字だし暦も時間も全て数字がらみだ。世界中で一応同じ表記と同じ意味を持つので便利だからじゃない?と言えばそのとおり。そこをなんだか不穏に操られている気がすると思えばそれもまた暇つぶしとしては絶好のネタになる。一日や一年は、はっきりと24時間とか365ないしは366日なんて即答できるのに、私の消費期限やあなたの消費期限はまったくもって答える事が出来ない。変なの。

そうじゃなくて、あの時レクターは通りすがりのペットショップにいた。私はパイシートを買いにてくてく歩いていた。まず、ここで、私が歩いて買い物に行っているという所が、本当にあり得ない事の1つめ。ミニチュアシュナウザーなんて全く興味もなかった。これ、2つめ。コッカースパニエルならかわいいなあと思っていた。かわいい茶色いコッカーがすやすや眠っていたので、その店に入ってみた。ここに、何かの力が働いたんだなあ。天気がよかったからなのか、ミートパイの焼き上がりを焼く前から想像してしごくご満悦だったのか。
せっかくコッカーを起こそうとしていたのに、目の端にどうしても黒くて小ちゃいかたまりが自己主張しているのが写り込む。「なんなんだ!この黒いのは!」すかさず店員さんが「この子もすっごくかわいいでしょ?」いや、犬、買いに来た訳じゃないし、パイシートだし。ミートパイ焼くんだし。「だっこしてみますか?」いや、犬じゃミートパイは焼けないし。あっ!中身?違う違う。「ほーら、かわいいでしょ?」いや、犬ならこっちのコッカーがいいし。「あー、もう、なついちゃって!」うそだろ?こいつっ計算づくか?おまけにちっちゃい黒いのまで協力的に私の手の中でかわいこぶってる。
「あーカード使えますか?」「はいっ!」「あーじゃあこの子に必要な物も一式ください」「いいんですか?」「いいんですかって!?」「いやいや、通りすがりみたいだったから」そのとおりだよっ。といいつつ、ポケットからカードをだしてチエック。だって、パイシートってそこそこ600円くらいしかしないと思ったから2000円くらいしか持って行ってなかった。
パイシートの値段にパイシートの値段をかけ算しても足りない位のレシートをもらって帰ろうとしたら、「ご自宅まで、お送りしますっ!」って満面の笑み。そうか、徒歩だったんだ。

あの日からはや8年、出会いというのは偶然なのか必然なのかというのも考える余地もない話にもなるが、考えればまた暇つぶしの絶好のネタにもなる。

レクターは今日も寝ている。きっと、明日もその次も。

この黒いのに、まんまとしてやられた訳だ。
お利口にしてないと、本当に中身にするぞ。

5 comments:

noyo said...

もうすぐお誕生日なんですね☆

私もワンコと一緒に暮らす日を望んでおります♪どんな出会いのワンコなんだろう・・・

レクターの話を聞いて、ちょっとワクワクになってきました☆

おりこうのワンコに出逢えたらいいな♪

LECTER said...

突然であったりして♫

でもきっとnoyoっちのワンコは、以外とワンコらしいワンコだと思う。うん。

なんといっても、レクターの背中をなでる姿をみていて、思いのほか男らしさを感じたから。まるで、馬にブラシをかけてるみたいだった。

さすが、ヤギ飼いの少女。

noyo said...

いやいや、ヤギは飼ったことありませんから!!
川原で遊んでただけですから・・・

LECTER said...

だから、川原で遊びながら飼ってたんでしょ?

へへへっ

noyo said...

そ、そうだったかも・・・