Nov 4, 2008

Life Extension

VANILLA SKY の世界ではない。
もしも、マウスが夢を見るとしたら冷凍される前の夢をみるだろうか? もしも、Deja-vuを復活させる事が出来るとしたら、私は冷凍してもらっただろうか。お母さんはどうだろう? 本人たちの希望は取り入れられるのだろうか? ダヴィンチの部分が残っていれば、ダヴィンチにあえるのだろうか? でも、それでどうする? 真っ当に生きて死んで行った人の人生に関わっていいのだろうか。死ぬ事がなんらかの終わりでなくなったら、生きにくい気もするな。
でも、なんだか、なんだか寂しく怖い。
本当に何も変わらないのかな。冷凍前と。でも、考えてみると冷凍前のマウスは自分の死や死に至る記憶があるんじゃないだろうか。だとしたら、どこも違う様に見えない外見や遺伝子をもっていたとしても、新しいマウスは自分の死をどんな形であれ「知って」生まれてきたかもしれない。そんな重大な情報を抱えて、前と同じって言えるのかな。
それとも、私たちが知らないだけで、以前と同じ生命体ではないとしても、過去に永遠と連なる認識できないだけの「何か」を継承しつづけているのだろうか。
遡るのも、先に行くのも嫌だな。「今」と言われる時間でさえ信用できないのに。目の前にあるものでさえあやふやな時があるのに。怖いからやだ。なんか、そういうのってみょーに怖い。どうせ、そんな技術が発達しても私の脳みそをすりつぶす手間までかけて冷凍してとっとこうなんていう物好きはいそうもないので、いっか。

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