終身雇用。
学生の内定が取り消されてるという事だ。辛いだろうと思う。社会は厳しいし生きて行く事は大変な事だけど、大学卒業と同時に味わうのもなんだか。就職が決まらないのと、内定取消には少し差があるんじゃないだろうか。どんな会社に就職しても絶対安全っていうことはない時代になってどのくらいたったのだろう。若いときの苦労は、なんて言葉もあるが、出来ればしないほうがいいんじゃないかしらとも。窮屈にご褒美もなく若いときから生きなくちゃならないと、儚い夢さえ見る事が出来ない様な。
私の世代は就職する時、企業の方から接待された方だから、なんだか申し訳ない。いくつも内定をもらってこっちがどこに行くか選んでた。でも、私の同窓生の多くはその頃はやりの証券会社などに高給待遇ではいったりしたものだが、その証券会社は今はない。その人たちはどうしただろう?と、思うときもあるが全くわからない。だから、内定を取り消されたりしたみんなも、5年後10年後はどんな風になってるかわかったもんじゃないから、体力や知力が若々しくて、まだまだ両親なんかが元気なうちに、自分に体力を付ける事だと思う。なにか『事』が生じた時にどうやって解決してどの方向にむかうことを選択したか、それがこれからの人生にとっても大切な事になると思うし。わからなくても自信がなくても考えて考えて、身動きがとれないならその場で考えて、逆に、大学でてすぐに大人になんかならなくったっていいじゃん。もったいない。今はものすごく辛いだろうけど、「僕は、働きたいのは山々だったけど、僕よりも大分前に大人になって偉そうにしてた人たちが日本の経済を支えきれずに、なんだか内定取り消されちゃったから、もう少し、自分磨きをしてみるよ」って逆手に取って、人生の少ない自由時間を無駄にしない様に。そうすれば、10年後も楽しんでいられる。長い人生を考えればただの通過点だし。人間って、楽にすぐ忘れる事ができる生き物だし。みんな頑張れ!と、ちょっぴり思った。なんだか、お母さんやお父さんも焦らせないであげてほしいな。私が22-3の時なんて、持ってる物は根拠のない自信と、将来に対するこれまたなんの根拠もない希望だけたったもの。何でも手に入ると思ってた。そんな青二才でもここまでなんだか生きて来れたし。捨てたもんじゃないよね。
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