Jun 24, 2008

走れ!高校生

高校一年生の姪っ子に、「水素自動車ってどう思う?」と聞かれた。最初はあまりに唐突すぎて何て言ったかすらわからなかった。しかし、そこは大人としての威厳とやらで、「あーそうそう、そういえば今日ちょうど日本の自動車会社が公道を走れる水素自動車の第一号を、登録したらしいよ。ガソリンと水素の共用車らしいけどね。でも、スタンドの問題もあるよね」なんて、覚えたてのニュース原稿みたいな答えを即答したら、一応、納得しているみたいだった。どう思う?と聞かれたのに、政治家みたいな返答になったが許してくれ。どう思うかっていう視点で考えてなかったから。
日々、記憶力が薄れて来ているきがして、イライラする。脳みその位置がずれたんじゃないかっていうくらいバカになって来た。ついこの間までは一度聞いた事や一度読んだ事は忘れた事が無かったし、記憶しようなんて努力しなくてもどうでもいい事でも覚えてしまってたのに。あーでも、年をとるにつれて記憶力がなくなるって言うのは、嘘だって説もあるから、きっと怠慢になってきているのだろう。日常生活が規則正しくなってしまっているから、刺激が足りないんだ。おかげさまで。
何故こんな事を思うかというと、最近、高校生という人種とふれあう機会があって、試験前らしくいろんなことを質問されるのだ。いまのところ答えられている問題が続いているので面目も保たれ一応尊敬されているのだが、私の記憶マシーンを探るとき引き出しが開かなかったらどうしよう?と、不安になる瞬間もあってドキドキ物だ。こういうとき中途半端な自分が嫌になる。中途半端に賢いからいけないんだといつも思う。完璧に賢かったらよかったのにと。それか、「べらんめい!水素自動車なんて知らなくてもギャラリーはやっていけるんだい!そんなこと何の飯の種にもならねーぜ!Convenienceの意味だって?おーそりゃあ、おまえっ駅前のセブン・○レブンの事だろ、そのくらいおいらにもわかるってもんよ!」みたいな感じの人だと質問もされずに済んだのにと。
本当に私は中途半端だ。ねっ、レクター。

No comments: