Feb 3, 2014

窓からの景色

大きな木が見える。さっき白い鳩を見た気がした。
鳩なんて沢山いるのに、それが白かったというだけで
心を惹かれるのはなぜだろう。
窓越しに見える世界は、ほとんど変わりないように思う。
とはいえ、そこから見える世界がほとんど全てになってくると
ちょっとした違いに気づくようになる。
電柱のいつもの位置に同じくらいの時間にとまる綺麗なカラスがいる。
何度も見るので名前をつけてみた。
ピアノの黒鍵のような色だから、ハイゼンベルクにした。
ピアニストになっても良かったのにな。
「ブレイキング・バッド」の中で、弁護士のソウルが小学校低学年のラテン系の少年に、会話の中で「Carpe diem!」とニッコリと語りかけるシーンがある。
そういう使い方もあるのか、そして、アメリカでは子供にも通じる言い回しなのかと驚いた。
「やり過ぎ」と「やらな過ぎ」難しいバランスなんだろうな。
何を?って考えるとどっちも悪くなりそう。
例えば、勉強、仕事、食事、療養、薬、親切。
カポーティが2度死んだ。
確かあの時のアカデミーには、ヒース・レジャーもノミネートされてた。
iTunes Radio で今年のグラミー受賞曲のチャンネルを聞いている。
好きな曲もあるし、so so な曲もあるけど、
聞いてると、どの曲も的を得ていて上手いなと思う。
Popular とはこういうことなんだろうなと。
そう、フランスはシャンソンだけじゃないんだ。
デジタルの時計の数字は脅迫されてるようで好きじゃない。
でも、チクタクの音が気分によって大きくなる秒針もなんだかな。
だからと言ってチクタクせずに、すーーっと秒針が動く時計も
嘘つきな大人みたいで嫌いだ。SNEAKYー
こんもりとした大木の先に、まばらに伸びる新しい命が見える。
あんなに高いのに、まだ伸びてく。
嘘じゃない。
さっき窓の外をシャボン玉が横切った。
窓からの景色がほとんど全てだとしても、悪くない。
ね、レクター。
そう思わない?

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