あけおめ。アケオメ。どっち？

正月ぼけが遅れてやって来た感じの日々。

ある、カフェでぼーっとコーヒーを飲んでいたら、ものすごく寒いのに、お尻すれすれのミニスカートに真っ白いウールっぽいコートをカフェの中でも着たまんまで、素足にハイソックスとモコモコしたブーツを履いた女の子が電話を受けて一言「あーアケオメぇ！げんきぃ？」と。おーその言葉ってメールだけじゃなくて、実際に会話でも使うんだっていうことを今頃知った2009年も相変わらず乗り遅れている私です。なんだか、あけおめ！って素直に使えない。

ただいま。ちょっと地球を留守にしていたのでやっとご帰還。
遅ればせながら、今年もよろしくお願いします。

新年一発目は、平岡昌也さんの福岡市立美術館での展示をみんなで見に行こう！告知。13日から、えっ！3月29日まで（長く開催されるのですね）開催されます。なんだかすごい事になっているらしいので、ぜひぜひ。作戦としては2パターン。2月22日からレオナール・フジタ展が重なるので、両方一緒に楽しむか、そうするときっともっと混雑するから、その前にゆっくり観覧するかのどちらかでしょう。
市立美術館の企画で展示できるなんて、マーヤもおとなになりました。

フジタについては、最近クローズアップされている事が多いので皆さん詳しいでしょう。昔の画家は、自分のアイデンティティと、社会や（フジタくらいになると）世界との関係まで悩まなくてはいけないほどスケールが違ってたんだなと。フジタのレゾネやなんか、結構いいもの揃えてます。興味がありましたらレコルテに来てみてね。1994年に藤田の版画展をやった。その時の広告のキャッチに、これはあくまでもフジタの弁よりの抜粋ですが、「偽物、市中の氾濫」「サインなどはうまくニセますから危ないです」といった言葉を挿入して作った。われながら怖い物知らずのセンスだなと。苦笑。若いっていいな。この時の新聞社の担当が、「本当にこれでいいのですか？」と聞いて来たのを思い出す。私はあっけらかんと「いいですよ。うちのは本物ですから。」と答えた。うーん。本当に疑う事を知らんっていうか、今思うとなんだか、白いコートを着てアケオメって言ってる女の子と同じくらい私の周りを地球がマワッてたんじゃなかろうかと。
いやいや、本物ですよ。正真正銘。そこのとこはあえて。まあ、かわいいじゃないですか。

おー！昔は日曜日がお休みだったんだ。忘れてた。