生きても、生きても分らない事だらけだ。
歯医者さんに行った。とうとう、抜歯だ。
虫歯じゃあないけどいらない歯。
6年ぶり位の歯医者さん行きにものすごくブルー。
それで、普通の歯医者さんで優しい先生にと思ってたのに、口腔外科に紹介状を持って行く事になった。それだけでもブルーさ3倍増しなのに先生の説明が、ボディブローの様に響く。
「上の歯だから、鼻腔の骨とくっついてたりしたら、穴があいたりしてそこから化膿したりするし、目の下まで腫れるかもしれないね」しれないねって。とても優しい先生だけど、言ってる事がものすごく怖い。頭の中は血みどろのフル回転だ。拷問の本とか、世界残虐殺人の本とか読むんじゃなかった。
その日が来た。緊張しまくって到着すると、例のあの椅子に座った。私が消毒してる間に、なにやら周辺の機会やら、あの嫌なぎりぎりやる奴とか、テーブルとかに、とにかくビニール袋の様なものを次々に装着して行く。「えええええっ」そんなに?「先生、そんなに血が飛び散るんでしょうか?」「ふふふ、いえいえ、いつもの事ですよ」あー良かった。と思ったら、部長先生がきて「あっ、顔に血が飛ぶと行けないから、シートかけようか」って。がーん。もうだめだ。もうだめだ。
「麻酔の注射しますから、鼻で息をしてくださいね、ちょっとドキドキしますよ」
うー、叫びたい!怖い!うおー本当にドキドキする。っていうか、ものすごくネズミくらいドキドキしてるんですけど。いいんでしょうか?あー息、息しなきゃ。うー出来ない。意識すると吸えないし吐けない。どうやるんだっけ、呼吸って。しかしものすごくドキドキして来た。あーそういえば、手術の承諾書に心不全とか、なんとか書いてなかったっけ?あーハンコ押しちゃった。どうしよう。
と、思っていると、「では、今から抜歯して行きますので」
ごりごり、ごりごり。「先生、ちょっとひっかかりがなくて、なかなか抜けません」「どれどれ、砕く?」 砕くって。「もうちょっと、やってみてご覧?」「うーん、引っかかって抜けません」「貸して見なさい」ごりごり、ぐりぐり。先生!歯じゃなくて、下唇にあたってる金属が痛いです!こういう時は、手を挙げていいんでしょうか? シメは「ちょっと歯茎がビロビロになっちゃったから、縫っとくね」 どうにでもしてくれ。
気絶寸前だったが、無事終了。足にかけてもらってたバスタオルを握りしめていたのを笑顔でからかわれつつ終了。椅子から降りる時、バーのカウンターで、ドライマティーニを調子こいて飲んだ時みたいな足どり。
よれよれと会計に。
「1180円です。お薬は処方箋をもって薬局の方に行ってくださいね」
せっ、せっ、せんひゃくはちじゅうえんん!?
手術承諾書にサインして、立派な紹介状を持って行って、2人掛かりで、あんなにやってくれて、1180円って。あー世の中には分らない事が多すぎる。10万円くらい持って行かないと!と思って私はなんなんだ。
そうか、お薬が高いんだ! でも、500円。オーノー。
ちなみに、次の日消毒に行って、あーんってして脱脂綿でぬりぬりしてもらって「綺麗になってますね」っていう若い先生の笑顔付きではあったが、ほんの1分足らずで1350円。
わからん。分らん事が多すぎる。
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3 comments:
うおぉぉ!!!
ついに抜歯したんですね!!!
読んでて私も怖くなりました・・・
ゴハンが何でも食べれるようになったらおやつ持って遊びにいきますね♪
おやつ! おやつ!
ゴハンが食べれなくても、おやつは食べれます♡
うきゃきゃきゃきゃっ。
もう少し待ってくださいね☆
まだおお給料、ちょびっとしかもらってないから・・・
今度はどこのおやつにしよっかな・・・♪
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