が、北九州市立美術館で7日から見れるそうです。始めてこの絵をみた時は衝撃だった。狂気とは純粋さの成れの果てなのか、それとも<無>そのものなのか、立ち止まって引き込まれずにはいられなかった事を思い出す。
アメリカ人の友人の作家が「私は不謹慎かもしれないが、イラク戦争の時暗闇に飛び交うミサイルの弾道をみて、あまりにも美しくて感動した。あのミサイルのセイで何万人もの人々が傷つき倒れて行っている事は頭の中では百も承知なのに、ブラウン管のなかの暗闇にグリーンの光が飛び交う様を、美しいと思った。そっちの気持ちの方がどうしても優先した」と言った。私も、そのシーンを見ているとき、もちろんそこで繰り広げられている醜くすぎる行為も、もちろん知っていたけれど、正直、弾道を美しいと思って眺めてしまった。美とはなんだろう?改めて思う。
そうして、レコルテでは火曜日から待望の西谷くんの個展が始まります。子供っぽい大人なのか、大人のフリをしている子供なのか、相変わらずそんな感じの絵がたくさんです。が、うまいです。ジャッキー・テラソンの弾くピアノみたいです。即興だけど計算し尽くされていて騙されます。でも、騙された事をわすれさせる程、メロディラインは彼自身の物です。似ていて非なり。スタンダードなナンバーなんだけど、聞いた事あるんだけど、そこでE♭は、決して入れないな。みたいな。
ご来場お待ちしております。
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