Margaret Kennard Johnsonの作品のタイトル。
Margaretさんと知り合ったのは、もう18年くらい前の事。
いろんな意味でどこをとっても素敵な女性。
おおらかで、静かで、時折子供っぽく笑って、深くて、厳しい。
こんなにも素敵な人がいるものかと、初めてあった時から好きになった。
何年か前プリンストンにあるお宅にお邪魔した時も、次の作品の準備をしていて、一つ一つ説明しながら「あなただったら、どう思う?どんな風にしたらいいと思う?」なんて、真剣に訪ねてくる。それに「私はこう思う」って答えると、これまた真剣に受け入れてくれる。年齢も経験も比べようもないほど稚拙な私の意見でさえ。
今、どうしてそんな話なのかというと、世界でも日本でもなんだかいろいろな事があって、人々の中に足下の危うさや、未来への一抹の不安などを感じている人も多いんだろうな、とか、考えるでもなしにフッと思ったとき、ある彼女の作品の前にたった時に感じた衝撃を思い出したから。
動けなかった。
シンプルな画面、少ない色、なのに圧倒的な存在感。
ものすごい数の作家と作品が展示された中でも、極めつけに引きつけられた一枚だった。
そうして、随分とその作品に見とれた後、ふとタイトルを見た。
How small We are.
奥底から思いっきり揺さぶられたような衝撃だった。
この作品のタイトルがこれなんだ!って。
真っ白になった気がした。
そして、とても嬉しくなった。
そうだよね。って。
Aug 24, 2011
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