May 31, 2011

前田昌樹展 Tokay Gecko Award Grand Prix 2011

グランプリ展始まりました。

WEBで見てくれてた方などは「点々の絵」って感じだと思います。

今回のグランプリのパーティの時に、初めて参加してくれた別の作家から「僕は、個展をする意味がいまいちよくわからないんですよね。どうして個展をやる必要があるんですか?」と言われた事を思い出した。

個展というのは面白いもので、作家そのものが、作品そのものが、その空間を作り上げていて、ギャラリーに入った途端その世界に引き込まれたり、作品が見る側を受け入れてくれてないように感じる事もあったり、始めに見た時はしっくりこなくても、2回目に見た時はぐっと来る事もあったりする。

見る側の感情も反映される。
ギャラリーに来るまでの道のりでさえ関係してきたりするかもしれない。
歩いてくる、天気がいい、雨が降っている、電車の中で面白いものを見つけた、出がけにガムを踏んづけた。恋してる。ふられた。
いろいろ。

たいした事じゃないかもしれないけど、たいした事かもしれない。

好きな作家の作品を楽しみにして待ってた!そんな個展。
どれどれ、どんな作品なんだろう? っていう個展。
暇だから行ってみるか。みたいな個展。
とにかく絵を見るのが好きだから、誰の作品でも見てみたい!的な個展。

今の自分と、ちょっと向き合えるような個展。

今回の彼の個展が皆様のどの「個展」に当てはまるかわかりませんが、彼の作品は個展になったことで、面白みを随分と増している事は確かです。一点で見た時とはまた違った色や形、動きが見えてきます。「点々の絵」の意味も。。。

おーなるほど。と、感じる個展に仕上がっています。面白いです。
見てみてください。
多分、おおっ、へーって思うと思いますよ。

お待ちしています。

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