Jun 10, 2010

テーブルにつく。

昨日は、この就職難に戦いを制した男の子が遊びに来てくれた。
「画家」で「広告屋」も兼任する人生が始まるそうだ。

ポーカーに似ていると思う。まだ準備もできてないのにテーブルに座らされた感じ。
ここからが勝負だ。
まずは、そのゲームに負けたくないのか、それともどうでもいいのか選択するのだが、参加した以上、負けたくないと過程してみよう。

相手は百戦錬磨かもしれないし、本当は同じように座らされただけのやつかもしれない。中学生が座っていても、銀髪の紳士が座っていてもそんなもの見た目じゃわからない。見た目や年齢に踊らされるくらいの観察力しかないんだったら、そこで、まずはもう勝ち目はない。あきらめた方がいい。

純粋な瞳をもって、とにかく勝つ為に、いろいろ作戦をねらなきゃいけない。

まあ、はじめだから負けてもともと。負けてもともとのうちに負けまくったって恥ずかしくもなんともない。そこで負け方が重要になってくる。どうせ負けるなら、強いやつのHOW TOを、まず、どんどんぬすんでやれ。そうして、哀しき負け戦のあと、悔しくてたまらなかったら、それ関係の本やWEBやとにかく情報収集とお勉強と努力で次のゲームに呼ばれるのを待つ。
この時、重要なのは負け方があまりにもみっともないと次のゲームにさえ呼ばれない。過酷な人生。これ事実。

次のゲームで一勝でもできたら、自信がつく。そうして、また負け試合を生かす。ただで負けるんじゃもったいない。

そのうち10戦6勝くらい出来るようになってくる。
なのになかなかその先が伸びない。

なにがいけないんだろう。どこがいけないんだろう。

気づく。「はったり」だ!

時には「はったり」も必要なんだ!

でも、勘違いしてはいけない。
「はったり」を効かすという言葉どおり、効かない「はったり」ほどみっともないものはない。だから、はじめから「はったり」だけで渡っていけるほど世の中甘くない。

敵はあなたを観察している。ゲームの度に負けつつも努力して実力をつけてきてるあなたを見ている。それができて、そこまで来てやっと「はったり」は効いてくるものなんだ。

そうして、そのとき、欲を言えば
「こいつが「はったり」かもしれない作戦にでるんだったら、もし「はったり」だとしても、乗ってやって一緒に楽しんでやるか。」
なんて考えてくれて、乗ってくれる仲間が、ひとりでも持てたら最高に幸せなんじゃないかと。

所詮、相手は人間だ。そうして相手も人間だ。

コンピューター相手にチェスをしても勝てないかもしれない。
でも、相手が人間だったら絶対勝機は来るものだ。

それまでは、力を蓄えるだけ蓄えるんだ。
知る事で、経験する事で損する事なんて一つもない。

たとえそれが手痛い失敗だとしても。

面白可笑しく笑い飛ばして生きる。真剣に。
前途洋々の未来に多大なる祝福を!

出世したらチョコレート買ってね。

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