今年も、つつがなく終了しました。ありがとうございました。
遠くから来てくれた作家の皆様、顔なじみになった作家のみんな、元気で何よりです。
ゆるがない。なにがあろうと、ゆるがない。
不安があれば、それを打ち砕くだけの努力をする。
この言葉は、ある作家が個展の時にキャプションにつけていた言葉だ。私は、まだ机の前に貼っている。誰しも弱い。弱くてけっこう。だけど、時間は同じ分おんなじリズムで私たちを置き去りにする。泣いてても笑ってても待っていてくれはしない。解決方法は一つしかない。泣いてもいいし、怠けてもいいし、挫けてもいい。ただ、そういう使い方をした時間さえ、どん欲に自分の物にする事だ。粗末にしてはいけない、誰の物でもない自分の物。自分だけの物。一番いけないのは、不安になったとき、挫けたとき、泣きわめいたときに答えを出そうとする事だ。そうじゃない。そんな時は空からそんな自分を眺めて、ゆっくり眺めて、客観的に。そんな他人を自分が見たとき、どういう反応をするか考える事だ。あなたは、つらそうな人を見たら同情して一緒に泣いてあげてどうして泣いてるの?と聞くタイプなのか、泣くだけ泣かせて、泣き止むまで待って、泣いた後どうするかを見守ってあげるタイプなのか、泣いてる最中に「泣くな!泣いてちゃわからん!」としかるタイプなのか。どれでもいい。そんな風に弱っちくなった自分に接してみればいい。そうしたら、自ずと次のステップが見えてくる。そうして、ひと呼吸おいてみれば、くだらない事だと笑えるはず。だって、その悔しさも、その哀しみも、その辛さ、抱えきれそうにも無いように感じる不安も派生している所はおなじはず。
<絵描きになりたい> そう思った瞬間。誰から強制されたでもなく、自分で決めた。すべては<そこ>につながって行くはず。その瞬間、今、抱えてる様な不安や現実が本当の意味で想像できた?そんなはずない。でも、今、そんな事を、沢山タクサン抱えながら、それでもあなたは描いている。冷静にみてごらん、私は、そんなみんなを尊敬する。あなたも、あなた自身を尊敬してあげれるはず。<客観性>は人生においても、作品においても、とても大切。
喜びの方が少ないかもしれない。でも、絵描きでなくてもそれはおんなじ。自分でつかみに行かない人に幸せも喜びも歩いて来てはくれない。みんなおんなじ。
また、来年待ってます。ありがとうございました。ほんとに。
あっ、パーティに参加してくれた人には言いましたが、来年から一般投票のグランプリの他に、Galerie RECOLTE賞をとうとう作ります。言っちゃいますけど、そちらを狙うのもなかなか大変ですよ。でも、楽しいでしょ?
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