「いいですか?経過観察が大切だって言ってますよね。
その間のデータがこちらで取れてない時期があって、
最悪、再発しました。だから治してください・・・。
以前にもお話しした通り、こういうパターンで再発を繰り返す症例はないんです。
再発の原因もわからないし、再発にはこの治療しかないからやります。
けど、毎回毎回、これからもこの治療が効いてくれるっていう保証もないわけ。
この治療は体にも負担がかかるし、実際、もっと自分の病気を重篤なものだと捉えて、最悪なパターンもあるってことをきちんと自覚してください・・・」
大の大人になって、大の大人からこんなにストレートに、こんなに可愛い看護婦さんたちの前でマジで怒られるとは。
ちょっと忙しかったり気分がノらなかったりで、パスしちゃったことは謝る。
ほんと悪かった。
泣きそう。看護師さんがそっと背中さすってくれてるしー。
いつも飄々としてると思ってたのに、熱いやつだったんだね。
それに、そんなにはっきり理路整然と 立て板に水 みたいに話せるんだ。
いっつも、声ちっちゃいじゃん。
ごめん、ごめんなさい。
「いいですね、すぐ入院して治療開始しますので手続きに行ってください」
うわっ、怒られてる途中、もう見放されるんじゃないかと思った。
そんな不出来な奴は、他所へ行けって。
そのくらい、怖かったんですけど。
手続きに行く道すがら看護師さんが「大丈夫ですよ。院長先生たまーにですけど、はっきりものを言いすぎる時があって。心配されてるんですよ。あっ、でも、根に持つタイプではないですから」って。ネニモツタイプ。
あれっ、今、時間がたって冷静に文章にしてみると、結構、聞きづてならないフレーズがちょいちょい入ってる気もするけど、まあ、いいや。そこは深く考えないようにしよう。
今回も治療は効いてるみたいだし。
だから、真面目に来ます。約束します。
と、ここに高らかに宣言しようと思う。
それに「ごめんなさい」しちゃったしな。
ちっちゃい頃から「ごめんなさい」する時は「もう2度としません」って言う覚悟と約束をしながらじゃなかったらしなくていい。
それができないんだったら簡単に「ごめんなさい」するな。
って、お父さんに言われてたからな。
幼稚園では先生から「絶対謝らない意固地で生意気なガキ」(もっと言い方はメロウ)とお母さんに告げ口された。
別に大したイタズラしてないし。謝るほどでもないし、またやるし。
みんなももしも病気になっちゃったりしたら、先生の言うことちゃんと聞いてね。
私の先生はとてもいい先生です。
No comments:
Post a Comment