最近、昔ほど脳みそを使ってないせいか、隙間にいろいろなビジョンが現れて、それに紐付けられた思い出がふとしたときに蘇る。
世の中にはいろいろな人がいるし、見た目と違う人もいるから面白い。
その人は、色が白くて、女の子らしい趣味を持った、女の子らしい人だった。
ある夏の日、パーキングに車を止めてふとみると、ボンネットの上にトンボが一生懸命 卵 を生むしぐさをしていた。
トンボはきっと、ボンネットの光なのかなんなのかわからないけれど、そこに水を連想してしまったのだろう。
一生懸命、繰り返していた。
しばらくそれを見ていて、なんだかトンボに申し訳なくて、やるせなくて、ちょっぴりシュンとしながらギャラリーへ。
たまたまその彼女が来ていたので、「今、トンボがね・・・」って、事の顛末を話したら、じっと聞いていた彼女がにっこり笑って、
「馬鹿ですねー。トンボ」って。
あうっ。
全く予想していなかった答えだった。
その瞬間、彼女のことがもっと好きになった。
ことを、ふっと思い出した。
うちのミントの葉が、シソみたいな大きさになってる。
これは、これでいいのだろうか。
いいけど。
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