ちょっと前の事。
世間で人気のパンケーキ屋さんに寄り道した時、時間帯がずれてたのか、ちょうど空席があったので休憩がてら入店。
案内された席でワクワク待っていると、隣の席の20代前半とおぼしき2人ずれの片方が結構なデシベルで話し出した。
こういうお店はいかんせん隣の席との距離が近い。
「ねえ、ちょっと聞いてっ!」
工事現場の ウチの会社は騒音対策やってますデシベル表示機 だと、外の騒音でも結構なデシベルを稼げそうなレベル。
散歩中見つけると、「わーーっ」とか言ってどのくらい出るのか試しちゃうよね。
「〇〇君さあ、私の友達が入ってるLINEのグループの中で、私の事相談してたんだよー」
誓って内緒話に聞き耳を立てていたわけではない。
この話を聞かない努力をするとしたなら、同じデシベルで会話をするか、ヘッドホンが必要。
「なんて相談してたの?」と向かいの席のお友達。
聞き耳じゃないよ、聞き耳じゃ! 「それがさあ、私の事をさあ、
「彼女、心も身体もくれたのに、LINEの返事はくれないんだよ。どうしたらいいと思う?」とか言ってんの!」
秀逸だったんですよ。
目の前のパンケーキが一瞬人格を持って、目があった気さえした。
憤慨しながら話す彼女 (果たして〇〇君の言葉と行為のどの部分に憤慨しているのかは謎) の相談事に、勝手に答えを探してみたのだが、私の中にはこういう相談事に使える言葉は何一つ浮かばなかった。
強いて言うなら、
女の子 = 『心』はあげてなかったんじゃないかなあと。
男の子 = 「心」と「身体」をあえて分けて考えるところが不思議。
おまけに、LINEのグループっていったって、不特定多数に。
勿論、私には相談してないんだけどね。
あっ、パンケーキは美味しかったよ。でも、30分並ぶ程かはわからない。
ごめんよお。人の数だけ趣味嗜好ってのはあるものだからしょうがないよー。
今時流行りのオサレなパンケーキ屋さんでの休憩タイム。彼女のおかげであまりあるお土産を貰いました。
いやっ、彼のおかげか。
「彼女、心も身体もくれたのに、LINEの返事はくれないんだよ。」
秀逸だったんですよ。私にはね。
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