May 31, 2012

ふわふわの頭髪とスイヘーリーベ☆


この間、何かで読んだ記事。

「AかBか、どちらかを迷ったときに、ついその先をシミュレーションしてしまいますが、それにはきりがありません。この場合は? この場合は? とやっていると、いつまでも動き出せません。

理想は、感覚と直感で決めてしまうこと。で、それをよいものにするようがんばること。

次のオススメは、さくっとどちらか(たとえばA)を始めてしまい、ある程度やってダメだったらあっさりBに鞍替えする作戦。

よくないのは、シミュレーションにシミュレーションを重ねて、なんとか一番いい方法を模索すること。時間がかかるうえに、結局やってみて違うと分かることもしばしばです。


最悪なのは、そうやって選んで違うと分かってからも、「せっかく選んだんだから」と無理に選んだ道を進もうとすること。そのくせ「あっちがよかったんじゃないか」と後ろ髪を引かれ続けること。」

そういう人って、よく見かける。
シミュレーションを重ねるだけ重ねて(それも、自分の頭の中だけで)引きまくってる人。
でも、そういう人ってあながちそういう時間も仕事してる的な気分満載になっている気がする。
実際、一歩も前に進んでないのに。


まあ、私みたいに「とりあえずやってみなくちゃわからないじゃん」的な人は、シミュレーション人間からみると「おいおいおいっ」って感じなんだろうけど。

でもまあ、こっちだって当然、とりあえず全くの行き当たりばったりで決めてるわけでもないし。思うけど、考えるだけで一番いい方法が導き出せるほど賢い人っているのかな。一番いい方法って言ったって、どっから見るか誰にとってかあやふやな感じだし。
お腹壊すからアイスクリームばっかり食べちゃだめですよ。って言われて素直に「ハイ」って言えるならいいけど、すっごい食べたかったら、どっちかっていうと食べるだけ食べてお腹こわしたほうが、いいな。
どうせお腹痛いの私だし。エンエン泣いて病院連れてってーとか言わないし、自分でしたことだから歯を食いしばって我慢するし。
あっだめなのか、そういうの。

高校時代の化学の先生が、いわゆる頭髪の薄い方で、ある授業の日

「君たちが窓から外をみていると、頭に毛が3本しか生えてないおじいさんが横切って行きました。君は「あの毛に触ってみたいなあ」となぜか思いました。でも、ちょっとなあと思い、次の日を迎えました。その次の日もそのおじいさんは、窓の前の通りを歩いてゆきます。でも、君はその日も触りたい気持ちを我慢しました。次の日、今度こそ!と、待っていると、おじいさんの頭には毛が一本も生えていませんでした。」

というお話をされた。

たわいないよくある話なのだが、高校生だった私は(今思うとすごく単純だけど)間髪入れず「そんなのやだ!」と思い「絶対、触りたい!と思ったら触ろう!」と、思ったのであった。
もちろん、おじいさんに迷惑だろとか、おじいさんは触られたくないかもしれないなとか後発の思いは出てはきたのだが・・・。

それでも懲りずに、だったらおじいさんに嫌われずに「いいよ、さわっても」って言ってもらえるような作戦を考えたらいいじゃん!とまでシンケンに考える様な子どもだった。

そうして、その日から化学の先生と私の駆け引きは始まった。
先生の頭の上にも、すでにその時点でふわふわの産毛しかなかったから。
先生、元気かな? 
その先生の事大好きだったから化学の成績はすこぶる良かった。へへ。
私が、触ったか触ってないかは、想像におまかせします。

ちょっと脱線しちゃったけど、そういう「感」っていうか「匂い」っていうかそういうのを感じたら、ある程度踏み出すチャンスだと思う。まあ、立場にもよるのだろうけど、どういう風になっても責任とるし、代替案も思いつくし、よし、やってみよーよっていうある意味の「ケ・セ・ラ・セラ」って、仕事でも必要な気がする。

それを信じて付いてきてくれるスタッフがいると、とても心強い。
「いいですよ。あなたがそう言うなら。」って。

信頼関係って、仕事でも家族間でもお友達でも双方向でないとダメなんだと思う。
もしも少しでも失うような事があったら、作りあげる10000倍ぐらい努力しないと、作り直せないんだろうとも思う。

でも、大切。

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